野獣死すべし

東宝ニューアクションが誕生する以前、その萌芽となった
ハードボイルド・アクションの傑作!
仲代達矢主演!一匹の野獣が、完全犯罪、大量殺人に挑む!!

伊達邦彦(仲代達矢)は大学院の学生。秀才、勤勉、誠実というのがもっぱらの評判であった。しかし、信じるものは金と武器、圧倒的な力。心の底に憎悪と怒りを燃やす伊達は、ボクシングや射撃、特殊技術の習得を課し、自らを鍛え上げるのだった。やがてもたげる完全犯罪への野望。彼は鍛え上げた肉体と冷徹無比な頭脳を駆使し、着実に実行していく…。

原作は、大藪春彦がハードボイルド作家として一躍脚光を浴びた処女小説。須川栄三監督が映画化を手掛け、日本のアクション・ノワール作品として評価を受ける。後に松田優作主演でも映画化され人気を博すが、当時26歳の仲代達矢扮する伊達邦彦の冷徹でありながら怒りと狂気に満ちた瞳は必見!後に「白昼の襲撃」「黄金のパートナー」「豹は走った」を手掛け東宝ニューアクションの旗手と呼ばれる西村潔監督が殺し屋役で出演しているのも興味深い。

出演:仲代達矢/団令子/佐藤允/白川由美/小泉博/東野英治郎/中村伸郎/滝田裕介/三好栄子
監督:須川栄三 原作:大藪春彦 脚本:白坂依志夫 音楽:黛敏郎 製作:藤本真澄/金子正且

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〈DVD特典〉
●劇場予告編  ●銃器解説 ●解説書つき

モノクロ/モノラル/シネスコ/95分/片面1層/日本語字幕付き/1959年作品
TDV16069D/¥4,500(税抜)+税