Blu-rayとは? Blu-ray Disc(BD)の概要

東宝特撮Blu-rayセレクションでは、莫大な量に上るフィルムのゴミ/キズ消し作業などを行い、本商品のために作成されたハイビジョンマスターを使用しています。作品によっては原版が古いフィルムのものもありますので、フィルムの粒状ノイズやフリッカー(輝度のバラつき)があるものがあり、高い表現力を持つブルーレイではDVD以上にそれが目立つこととなりますので、ノイズ除去・軽減をしています。

映像:AVC(H.264/Mpeg4)
本編音声:リニアPCM(非圧縮)、もしくはドルビーTrueHD(ロスレス圧縮)にて、高画質、高音質で収録!

オーサリングはBD−Jを使用し、HDMVでは不可能であったマイブックマーク機能を全てのタイトルに搭載。自分のお気に入りシーンを登録しておけば、瞬時に呼び出して再生する事ができるので、繰り返し何度もお好きなシーンを楽しむ事ができます。

高画質・高音質を実現するために光ディスクに要求されるポイント

高画質・高音質を実現するために光ディスクに要求されるポイント

最大転送レート

規格一覧

  DVD-Video BD
種別 DVD-ROM
再生専用
BD-ROM
再生専用
ディスクサイズ 120mm(80mm) 120mm(80mm)
厚さ 1.2mm 1.2mm
記録容量 片面1層 4.7GB 25GB
片面2層 8.5GB 50GB
レーザー波長 650nm
赤色レーザー
405nm
青紫色レーザー
映像データ形式 MPEG-2 AVC(H.264/MPEG-4 AVC)
MPEG-2 VC-1
音声データ形式 非圧縮/可逆圧縮 Linear PCM Linear PCM
Dolby True HD
DTS HD Master Audio
※1
非可逆圧縮 Dolby Digital
MPEG Audio
DTS
Dolby Digital
Dolby Digital Plus
DTS HD Digital Surround
DTS HD High Resolution Audio
※1
システム転送レート 10.08Mbps 53.948Mbps(AVストリームの最大は48Mbps)
※2

※1:主として再生専用(BDMV)に採用されたフォーマットです。
※2:映像の転送レートは最大40Mbpsです。音声に8Mbps以上の転送レートを与える場合は8Mbpsを超えた分だけ映像の転送レートを下げる必要があります。

映像コーデックの種類

MPEG-2
1995年に7月にISO/IEC JTC1のMoving Picture Experts Groupによって決められた標準規格。 従来DVDで使用してきたコーデック。

AVC(H.264/MPEG-4 AVC)
従来からDVDで使用しているMPEG-2より圧縮効率が高く、MPEG-2より低いビットレートでも同等の画質を 得られます。反面、高圧縮/高画質のためMPEG-2方式のエンコードに比べ、複雑なデータ処理を必要とし、 多くの作業時間が必要となります。

VC-1
マイクロソフト社が開発した動画像圧縮方式であるWindows Media Video 9を規格化したもので、 基本的なアルゴリズムはAVCと同じ。

「HDMV」と「BD-J」

BDのオーサリングには「HDMV」と「BD-J」と呼ばれる2種類の方法があります。
「BD-J」を使用すると、機能の拡張が可能です。

  HDMV BD-J
構成 DVDオーサリングに似たような複数のナビコマンドを組み合わせディスクを構成 Java言語(BD用)を使用し、ディスク内のメニューなどをすべて管理し構成
利点 比較的、容易に作成可能 制約などが少なく、ゲームやネットワーク機能など、高度で複雑な構成
欠点 メニュー構成などに制限が多い プログラムの作成や動作検証に時間がかかる

  DVD HDMV BD-J
機能 トップメニュー
スライドショー
トップメニュー
スライドショー
トップメニュー
スライドショー
  ポップアップメニュー
ボタンアニメーション
クリックサウンド
PinP
ポップアップメニュー
ボタンアニメーション
クリックサウンド
PinP
ブックマーク
プログレスバー
オーディオプレーヤー
パスワード入力
映像とメニューの同期
画面の縮小表示
シーン検索
ゲーム
BD-Liveなど

※記載されている会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
協力:ソニーPCL株式会社